09年度下期の専門コースの終了から約3カ月……。新緑も鮮やかな千葉大学環境健康 フィールド科学センターで、いよいよ10年度前期カレッジリンク・プログラムがスタ ートです。5月8日に基礎コース・専門Bコースに先駆けて専門Aコースが開講。 野田勝二先生がコーディネーターを務めるこのコース、受講者は千葉大学の学生2名 を含め15名。全6回の講義と実習を通して、この街の「畑から食卓まで」を考えて いきます。そしてグループワークを重ね、最後に「柏の葉における新しい流通のあり方』 を提案。第1回は「野菜がお店に並ぶまで」と題した千葉大学の塚越覚先生の講義と 「トマトの味と鮮度に関する実験」実習です!
塚越先生の講義では野菜の収穫から店頭までのプロセスや 生産者が望む野菜と生活者が望む野菜の違い、野菜の出荷規格と選別方法、 そして出荷時の貯蔵方法などを学びました。 講義後、この日見学に訪れていた上野武先生の質問をかわきりに次々と 素朴な疑問が飛び出しました。
今日の実習はトマトの分析。何を分析するかというとアスコルビン酸(ビタミンC)と 旨味成分であるグルタミン酸。そして糖度と硬度を調べます。 千葉大で採れたトマトと熊本県産のトマトなど産地の違うもの、桃太郎とファーストなど 品種の違うもの、熟度が違うもの、ミニトマトの赤と黄などで比較していきます。 塚越先生の指導のもと、本格的な機具と試薬を使って実験開始!
アスコルビン酸はトマトにメタリン酸は果汁に蒸留水を加えてミキサーにかけ、 遠心分離機にかけます。グルタミン酸は果汁を希釈して試薬を加えて反応を待ちます。
約30分の待ち時間。その間にそれぞれ硬度や糖度を測ります。光の屈折を利用した 屈折等時計に映し出されたデータを携帯で写真を撮ってみると、あら不思議!? きれいに写りました。
実験終了後、グループごとにデータをまとめ、発表! 今まで美味しいのは完熟、おいしいのは産地、見た目も大切……、などなどと それぞれに思っていたものが、改めて鮮度という条件が味や栄養の決め手となる ことを実感させられた一日でした。